BIDS基本セット公開のお知らせ
どーもみなさんこんにちは。Tetsu Otterです。
はやいもので今年もあと数時間で終わり。なんか今年はいろいろありましたね。
まぁそれは置いといて、今回はBIDS基本セットを公開したということをお知らせします。
BIDS基本セットとは
BIDSプロジェクトの基本/基礎となる「情報送出プラグイン」と、プラグインから送られてきた情報を好きな場所へ転送する「転送ソフト」がセットになったものです。これがないとBIDSに対応したすべてのソフトウェアは意味を成さないでしょうね。
プラグイン(BIDS.dll)について
このプラグインは、BIDS.Relay.exeに情報を送信する役割を持ちます。送信されるデータはこちらのページもしくは同封の「配列表.pdf」をご覧ください。
このプラグインは保安装置の機能を持たないため、どの車両に設置しても干渉しないでしょう。しかしながら、それは逆に保安装置を別に設置する必要があるという意味も内包しているのです!(格好つけただけ)
本プラグインを使用する際は、他の保安装置機能を持ったプラグインを併用していただきますようお願いいたします。
転送ソフト(BIDS.Relay.exe)について
このソフトウェアは、BIDS.dllから受け取った情報を、最大10個の任意の場所へ転送する機能を持ちます。
このソフトは、udp_distributorとは違い、「受信処理のバックグラウンド化」(応答なし状態に陥らなくなる)、「送信処理の並列化」(タイムラグなくすべての場所へ送信できる)、「ヘッダによる終了処理の追加」(プラグインとの連動が可能に)を行っています。
なお、現状のままだとファイアウォールの設定が必要になってしまうことから、将来的には共有メモリの活用を目標に開発を継続いたします。
また、既知の不具合として同じ情報が何度も送信されてしまう点がありますが、これについては対応の予定はございません。処理ソフト側での対応をお願いいたします。
本セットの使い方
設置編
- 本セットをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開(解凍)します。
- 中に入っている「Readme_BIDS.txt」を開き、記載事項を熟読します。
- 説明書の内容に承諾できるのであれば、同階層にある「Scenarios」フォルダをご自身の「Scenarios」フォルダに統合させます。
以上で設置は完了です。
設定編
BIDS.dllを車両のATSプラグインに追加設定するだけで本セットの利用設定は完了です。
利用編
利用の際は、通常と同じようにシナリオを読み込むだけで利用できます。プラグインが読み込まれると、自動的に「BIDS.Relay.exe」が起動します。BIDS.Relayの「IPアドレス」欄および「ポート番号」欄に処理ソフト(処理ソフトが存在しない場合は表示ソフト)の表示するIPアドレスとポート番号を入力の上、チェックボックスにチェックを入れていただき、「Start」ボタンを押下すると自動的に通信が開始されます。
Startボタン押下後はウィンドウを最小化していただいてもかまいませんが、「ウィンドウを閉じる」ことだけはしないようご注意ください。
終了編
利用を終了する際は通常通りの終了動作をしていただければ、通信は終了し、BIDS.Relayも自動で終了します。
注意事項
- ファイアウォールの設定には十分にご注意ください。
- 本セットは二次配布厳禁です。本セットを他の人に渡したい際は、本ページ(公開ページ)へのリンクを渡すことによって対応をお願いいたします。
- 車両に組み込んでの配布もご遠慮いただきますようお願いいたします。もしも本セットを利用した車両を公開したいとなった場合は、参照利用をしていただきますようお願いいたします。
- 本セットを利用した車両の公開をする際は、連絡は不要ですので、本ページへのリンクを張っていただき、ユーザー様にこちらよりダウンロードをするよう誘導をお願いいたします。
- そのほか、何か質問事項がございましたら、プラグイン利用に関係することに関してはTwitter(@Tetsu_Otter)、Tech Otterの問い合わせページ、もしくは本ページへのコメントよりお願いいたします。
- ソフトウェア開発に関する質問に関してはTwitter(ダイレクトメッセージ/リプライどちらでも)にて対応いたします。
ダウンロード
公開停止中ジャンク扱いで再公開しました。詳細はこちら↓
更新履歴
2017年12月31日:基本セット新規公開
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