電車でGO!専用コントローラー(USB) BVE連動用プログラム公開のお知らせ
ども。最近は微妙に暑かったり涼しかったりで、ほんとに微妙です。
そういえば、この前PC環境を新しくしまして。それに関する記事も今度書きたいと思います。
で。今回はプログラムの新規公開のお知らせ記事になります。
電車でGO!新幹線編コントローラー(TCPP20011)と、BIDSを経由したBVEとの連動ができた。
LGPL v2.1で公開予定。動画では、mio氏のE657系とevery dayday氏の地下試験線V3の佐山駅到着前後を用いています。
路線>https://t.co/lrBf4ZQbVe
車両>https://t.co/pFcayqiWPbpic.twitter.com/aCDdfdgcAl— TR(ぎんじょー)P (@Tetsu_Otter) September 3, 2019
What is this
BIDS_Serverの通信モジュールの一つです。電車でGO!用のコントローラーのうち、USB接続のものを使用できます。BVEの情報をコントローラで表示するほか、コントローラの操作をBVEに伝えるために必要です。
v100では、新幹線編専用コントローラ(TCPP20011)のみに対応しています。
How to install
通信モジュールのインストールはdllファイル2つをBIDS_Serverのmodフォルダに放り込めばいいだけなので簡単なのですが、ドライバのインストール方法が非常に複雑です。念のため、以下に画像付きで解説を入れたいと思います。
なお、以下に示す手順は、Windows10 Version1903 Home/Proでの場合です。それ以外のケースでは、手順が異なる可能性があります。また、無線式キーボードを使用している場合、以下の手順を実行できない場合があります。有線式のキーボードを使用してください。
ダウンロード
- GitHubより、ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開します。
再起動①
- 実行中のすべての作業を終了し、再起動の準備をします。
- FirstProcess.batを実行し、再起動を開始します。
- 「オプションの選択」画面が表示されたことを確認します。
- 「トラブルシューティング」を選択します。
- 「詳細オプション」を選択します。
- 「スタートアップ設定」を選択します。
- 「再起動」ボタンを選択し、再起動を実行します。
- 再起動完了後、表示される「スタートアップ設定」画面を確認します。
- 「ドライバー署名の強制を無効にする」を選択します。通常は「7」キーの押下で選択が可能です。
- 通常通りログインしてください。
デバイス確認
- 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押下し、表示されたメニューより「デバイスマネージャー」を選択します。
- 標準ユーザーの場合、何か下のようなMessage Boxが出てくると思いますが、「OK」を押して無視してかまいません。
- コントローラーを接続すると、「ヒューマン インターフェイス デバイス」に警告マーク付きで「USB 入力デバイス」が追加されると思います。それをダブルクリックしてください。
- 「USB 入力デバイスのプロパティ」ウィンドウが開いたら、「詳細」タブを開いたうえで、「プロパティ」プルダウンメニューより「デバイス インスタンス パス」を選択してください。
- 「値」というフィールドに「USB\VID_0AE4&PID_0005\TCPP20011」という文字列が表示されていることを確認します。
- 「ドライバー」タブより、「ドライバーの更新」ボタンを選択します。
- ちなみに、標準ユーザーの場合は、上記画像の「ドライバーを元に戻す」ボタンのように、選択できない状態になっているかと思います。その場合は、「全般」タブより「設定の変更」ボタンを押してから「ドライバーの更新」を押して下さい。
- 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押下し、表示されたメニューより「デバイスマネージャー」を選択します。
ドライバの指定
- 表示されたウィンドウにてドライバーの検索方法を聞かれると思うので、下の「コンピューターを参照して(以下略」を選択します。
- ドライバを探す場所を問われると思うので、「~利用可能なドライバの一覧から選択します」を選択します。
- ドライバを選択するよう言われると思うので、「TCPP20011」と表示されていればそちらを、表示されていなければ「ディスク使用」を選択します。
- ディスク使用を選択した場合、ダウンロードしたファイル群のうち、「TCPP20011driver」フォルダ内の「TCPP20011driver.inf」ファイルを選択します。
- 「TCPP20011」を選択後、「次へ」ボタンを選択します。
- 進んだ後で、おそらく「署名がないから危険やで」とか言われるかと思います。危険性を承知する場合のみ、インストールを続行してください。
- 表示されたウィンドウにてドライバーの検索方法を聞かれると思うので、下の「コンピューターを参照して(以下略」を選択します。
ドライバインストール完了
- ドライバのインストールが完了すると、以下のような表示になるかと思います。これはこのまま閉じていただいて構いません。
- デバイスマネージャーで以下のようにTCPP20011が表示されていれば、インストールは成功しています。
- ちなみに、画像では親が「Microchip Tools」となっていますが、「libusb-win32 devices」や他の親でも(おそらく)問題はありません。
- ドライバのインストールが完了すると、以下のような表示になるかと思います。これはこのまま閉じていただいて構いません。
再起動②
- SecondProcess.batを実行し、再起動を行ってください。
確認
- 再起動後、通常通りログインし、再度デバイスマネージャーを確認し、TCPP20011が表示されていることを確認してください。
以上でインストールは完了です。
How to use
予めdll群(車両側, BVE側, BIDS_Server側すべて)は配置済みであるものとします。
- BIDS_Serverを起動します。
- BIDS_Serverで「dgoctrlusb」と入力し、実行します。
- 通常通りBVEを起動し、入力プラグインを有効化し、BIDSSMemLibを組み込んだ車両のシナリオを開きます。
以上です。
Q&A
- BIDS_Serverを終了しても、コントローラー側の表示が消えない
- v101で修正予定です。
- ATC速度を連動できない
- BIDS_Server(v011b)のバグです。最新版(v011c)では修正されており、自前でbuildすると、当該機能を使用できるようになります。
- BIDSSMemLibのバージョンが低くありませんか?v202以上でのみ、ATC速度の連動が可能です。
- コントローラーの操作が反映されない
- BVE側でInput Device Pluginの設定は行っていますが?
- openBVEではありませんか?openBVE用の入力プラグインに関しては、現在操作入力を実装しておりません。
- ボタンのアサインをカスタマイズしたい
- 将来的に対応予定です。
- 新幹線編以外のコントローラー以外も使いたい
- type2, MTC(P5B9, P5B8, P5B6)に関しては、v101にてβ対応とする予定です。MTC(P4B8-御堂筋)に関しては、v101にてα対応とする予定です。その他のコントローラーに関しては、情報提供があり次第実装を行います。
- ドライバーのインストールがめんどい
- ドライバに署名をすれば簡単なのですが、さすがに(自分には要らないのに)2万円/年を払い続けたくはないので、無署名での配布となります。
- ドライバの手動インストールなしに使用できるよう、コンバータの開発を計画中です。
その他に質問等ございましたら、@Tetsu_Otter@twitter.comまでお願いいたします。
License
Lesser GNU Public License Version 2.1 (LGPL v2.1)を採用しております。
ライセンスファイルはこちら
Download
GitHubのRelease機能を使用して配布しております。
ちなみに、ちょっと便利な機能を追加したv100-2も公開中です。v100-2は本体のLibraryのみの公開となっておりますので、v100のダウンロードも必要です。
アイキャッチ画像にて使用しているBVEデータは、以下の通りです。
- 路線 : every dayday氏 地下試験線 v3 佐山駅手前 => https://every-dayday.jimdo.com/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E8%A9%A6%E9%A8%93%E7%B7%9Are/
- 車両 : 531mio氏 E657系 => https://zsfmorishita.wixsite.com/bve5-sprout-factory/jr-e657
ちなみに、うまくいけばv101は来週公開になります。ではでは。
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